チョークアートを描く際に、知っておきたい基本的な描き方や手順を
簡潔にポイントのみに絞ってまとめて紹介します。
絵を描きながら解説記事のありますので、そちらも合わせてご覧いただけると
よりわかりやすいです。
チョークアートの描き方から完成までの手順
チョークアートの書き方から完成までの手順です。
その手順の中で重要なポイントをまとめたので紹介します。
チョークアート完成までの一連の流れ
チョークアート完成までの一連の流れです。
- 道具・黒板を用意
- 自分の描きたい絵の下絵作成
- 下絵を黒板に転写
- 色を選んで着色
- オイルパステルのはみ出た部分を黒鉛筆で修正
- 黒板についた汚れを綺麗にする
- 仕上げにスプレーをして完成
以上が一連の流れとなります。それでは、各段階でのポイントを紹介します。
道具・黒板を用意します
チョークアートをする際に必要な道具は、オイルパステル、黒板です。
全ての道具を揃えても約1万円以下で揃えることが可能です。
道具に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
黒板に関しては、自分で作る方が既製品を買うよりも安く作れます。
また、自分で好きなサイズに作ることが可能です。
黒板は、MDFボードに黒色のジェッソ(下地)を塗り乾燥させて作ります。
黒板作りのポイントとしては、
- ジェッソを2度塗りすること
- ドライヤーを使用して乾かす
- 一度に複数枚の黒板を作成する
■ジェッソを2度塗りする
ジェッソを2度塗りするとムラのない綺麗な下地が作れます。
1度塗って乾かしてから、2度目を塗っていきます。
■ドライヤーを使用して乾かす
MDFボードにジェッソを塗って、乾かす際にはドライヤーを使用して乾かします。
ブラックジェッソの説明に、
1時間〜5時間の乾燥時間、完全乾燥72時間とあります。
早く乾燥させることができるので、2度塗りもすぐ出来ます。
■一度に複数枚の黒板を作成する
チョークアートを描くたびに、黒板から用意していると時間がかかります。
黒板を作る時には、一度に複数枚作ると後の作業がスムーズです。
急に描きたいものが浮かんだ時、色を試し書きしてみたい時、
予備の黒板があると便利です。黒板を毎回作るのは手間ですよ。
黒板作成に関してはこちらの記事をご覧ください。
自分の描きたい絵の下絵作成
チョークアートでは、下絵をしっかりと描くことが大切です。
全体の作業の中で、下絵を描く作業は最も重要です。
下絵段階でのポイントは、
じっくり時間をかけてよくアイデアを練って、下絵を作りましょう。
また、下絵のアイデアを描いて残しておくと後に役に立つこともあるので、
アイデアはしっかり残しておきましょう。
下絵を描く時には、雑誌や広告、本を参考にすると
描きたいものや、いい構図を知ることができます
描きたいけど、もっとアイデアが欲しい時、
連想ゲームをするとアイデアがポツポツ湧いてきますよ。
下絵を黒板に転写
下絵をしっかりと描いたら、黒板に写していきます。
ここでのポイントとしては、
- カーボン紙を使用する
- ペーパーペンシルで描き写す
■カーボン紙を使用する
黒板に移していく時には、カーボン紙を利用すると簡単に転写出来ます。
カーボン紙は100円ショップで購入できます。
■ペーパーペンシルで描き写す
下絵に描いたものを拡大し大きく黒板に描く場合は、
ペーパーペンシル(擦筆)を使用して黒板に描いていきます。
ペーパーペンシルなら薄く何度も描くことができます。
ペーパーペンシルで描いた一番バランスのとれた線を選び、白鉛筆でなぞり、
転写していきます。
絵の上達をされたい方は、カーボン紙を利用せずにペーパーペンシルを使って、
下絵を見ながら描き写していくことをオススメします。
色を選んで着色
下絵を黒板に写すことができたら、オイルパステルで着色していきます。
着色する時のポイントは、
- 光と影を意識
- 離れて絵をチェック
- 着色・混色は優しく
- オイルパステルと指先はいつも綺麗に
- 環境を整える
■光と影を意識
チョークアート着色で立体感を出す時にとても重要なポイントです。
光の当たる部分、影になる部分をしっかりと塗りわけること。
■着色・混色は優しく
着色する時や混色する時には、あまり力を入れずに優しくします。
混色する時に力を入れると色がはげてしまう可能性があります。
■離れて絵をチェック
着色して、混色をしていく時、手元ではいい感じに仕上がっていても、
離れてみるとグラデーションが弱いという時があります。
なので、着色をしている途中で、少し絵から離れて色をチェックしましょう。
■オイルパステルと指先はいつも綺麗に
オイルパステルの先と混色に使用した指先は、常に綺麗にしておきましょう。
オイルパステルに別の色が付いていることに気づかず、使用すると、
意図していないところに色が付いてしまうことがあります。
また、指先にオイルパステルが付いたまま、黒板の黒い部分を触ってしまうと、
指のあとが付いてしまい修正が必要です。
手間をかけずにスムーズに作業するために常に綺麗にしておきましょう。
■環境を整える
着色する時には、周りの環境も大切です。
色が正しく見える環境を整えたり、スムーズに作業できる環境を整えましょう。
より詳しくはこちらの記事をご覧ください。
オイルパステルのはみ出た部分を黒鉛筆で修正
全ての着色が終わったら、黒鉛筆でオイルパステルのはみ出た部分を修正します。
はみ出た部分を修正するポイント
- 黒鉛筆は最後に使う
■黒鉛筆は最後に使う
黒鉛筆は必ず最後に使います。
黒がオイルパステルの色と混ざると修正しにくいためです。
全ての着色を終えた後で、黒鉛筆で縁取りや影をつける作業をしましょう。
黒鉛筆の基本的な使用用途は、着色した絵からはみ出たオイルパステルを
黒鉛筆を使って縁取りをして修正する時に使用します。
また、黒鉛筆を使って影を濃く描くこともできます。
黒板についた汚れを綺麗にする
黒板に付いたオイルパステルを綺麗にしていきます。
その際には、黒板作りに使用したジェッソと筆を用意します。
ここでのポイントは、
- 修正用のジェッソを用意
- 細かい部分は綿棒を使う
■修正用のジェッソを用意
修正用にジェッソを用意しておくと便利です。
小さい小瓶にジェッソを入れて、筆でを使って黒板を綺麗にしていきます。
■細かい部分は綿棒を使う
筆では修正しにくい部分は、綿棒を使用すると修正しやすくなります。
綿棒に関しては、混色しにくい部分にも使用することができるので、
必ず用意しておきたいアイテムです。
仕上げにスプレーをして完成
着色し黒板を綺麗にし終えたら、最後にスプレーをかけて完成です。
スプレーをする際のポイントは、
- 全体にゆっくりとかけていく
- 必ず外でスプレーする
- スプレー使用後は逆さまにして空吹き
■全体にゆっくりとかけていく
スプレーをする際は、黒板から30cmほど離れた位置から
全体にゆっくりとスプレーをしていきます。それを2度ほど行います。
■必ず外でスプレーする
スプレーする際は、必ず外で行いましょう。
スプレーの匂いは強烈な匂いがします。また、吸い込むと体に良くないので、
マスクを着用してスプレーすることをオススメします。
■スプレー使用後は逆さまにして空吹き
スプレーを使用したら、最後に容器を逆さまにしてからボタンを数秒押します。
スプレーの中の管や出口がシリコンラッカーで固まるのを防ぎます。
これをしておかないと、すぐスプレーが使えなくなりますので必ず行いましょう。
スプレーに関しては、ツヤなしのものを使用しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
チョークアートを完成させる一連の手順それぞれの段階のポイントをまとめです。
以上のポイントを意識してチョークアートを描いて仕上げていきます。
少し意識して作業してみてはどうでしょうか。
では、
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