チョークアートで立体図形が綺麗に描けると応用して色々な絵を描いていくことができます。立体図形を描いて光の当たり方や影のでき方、そしてオイルパステルの色の混ぜ方を学ぶことができます。
本日は、チョークアートで基本的な立体図形を描き方を紹介します。
チョークアートをこれから始めるという方や初心者の方、教室が近くになくてやりたいけどできない方の参考になれば幸いです。
チョークアートの道具に関してはこちらを参考にしてください。
立体図形でチョークアートの描き方の練習
チョークアートで立体的な図形を描いていきます。
チョークアートを練習する上で基本的な球体、三角錐、立方体、円柱があります。
これらを描いて基本的なチョークアートの描き方の知識を得ることができます。
記事を参考に見ながら描き進めていくと練習になります。
チョークアートの描き方での意識すべき3つのポイント
まずチョークアートで絵を描く際に意識したいポイントを3つ紹介します。
- 光が当たる場所を意識して描く
- 色を塗るときは優しく
- 色を混ぜるときも優しく
以上の3点を意識して描いていきます。
それでは球体から描いていきましょう。
チョークアートの球体の書き方
まずチョークアートで球体を描く手順です。
球体の下絵を作成
紙に円を描きます。
納得いくまで描きうまくかけたら黒板へ描いていきます。
まず、ペーパーペンシルで黒板に描きます。
ペーパーペンシルても納得のいく円がかけたら白鉛筆でペーパーペンシルの後をなぞります。
これで下絵から黒板に描く準備ができました。
※複雑な絵を描いた場合、トレーシングペーパーを使って黒板へと描いたものを移す方法もあります。
オイルパステルの色を選ぶ
最初なので白を含め5色。だんだん色が濃くなるように色を選んでください。
ぺんてるのオイルパステルを使用しています。
今回選んだ色は以下の通りです。
- No.100 WHITE
- No.135 LIGHT BLUE
- No.136 PEACOCK BLUE
- No.137 COBALT BLUE
- No.140 PRUSSIAN BLUE
※ぺんてるのオイルパステルのナンバーです
オイルパステルで着色
選んだ色で着色をしていきます。下絵の円を着色して球体に見えるようにしていきます。
着色は先ほどの3ポイントを意識することで綺麗に仕上げることができます
- 光が当たる場所を意識して描く
- 色を塗るときは優しく
- 色を混ぜるときも優しく
着色を始める前にまず光が当たる場所を決めます。
ここではわかりやすく中央に光が当たっているように描いていきます。
色は中央からNo.100 WHITEを着色して外側に向けて色が濃くなっていくように描いていきます。
次に、LIGHT BLUE で着色していきます。
そして、他の色も同じように塗っていきます。
写真のように塗れたら、次は色と色の境目を着色していきます。
ちょうど、色と色の境目を薄い方の色で円を描くように塗っていきます。
優しく塗っていってください。
全体部の境目の色を混ぜていきます。
指を使って混色していく
色と色の境目を指でなじませていきます。優しく色を混ぜていってください。
全体的に指でなじませていってください。
薄い色のところに濃い色がつかないように気をつけてください。
ここまでできたら、最後、黒鉛筆で縁取りをしていきます。
以上が、球体の描き方です。
球体の着色を意識しながら描いたものです。
チョークアートで三角錐を着色する
三角錐を描いていきます。先ほどの手順のように下絵を作り黒板に移します。
そして、着色する色を選びます。
今回選んだ色は以下の通りです。
- No.100 WHITE
- No.143 SAP GREEN
- No.137 BOTTLE GREENNo.136 PEACOCK BLUE
- No.137 COBALT BLUE
- No.140
※ぺんてるのオイルパステルのナンバーです
三角錐は円柱とは違って見えているのは面です。
三角錐は球体のようにだんだん濃くなっていくというグラデーションは必要ありません。
光の当たる面と当たっていない面を意識して着色していきます。
基本となる色No.143 SAP GREENで全体を塗っていきます。優しく塗り進めてください。
光が当たっている面には白をかぶせて塗ります。
光が当たる反対側(影ができる側)には、暗い色を被せて塗ります。
そして、指でなじませて、黒鉛筆で縁取りをしていきましょう。
少し大げさに光が当たっている筋をつけたりすると立体感が出ていいです。
以上、三角錐の描き方です。
三角錐を意識して着色した作品はこちらをご覧ください
チョークアートで立方体を着色
チョークアートで立方体を着色していきます。
先ほどの三角錐と比べて見えている面が三面あります。
三面のどこに光をあてるのかを意識して色を塗っていきます。
基本的な手順は、球体や三角錐と同じで『下絵作成→黒板に移す→色を選ぶ→着色』となります。
まず、色を選びます。
今回選んだ色は以下の通りです。
- No.100 WHITE
- No.123 RAW SIENNA
- No.126 TERRA COTTA
- No.127 INDIAN RED
※ぺんてるのオイルパステルのナンバーです
立方体が描けたら光の当たる方向をを考えます。
今回は上から光が当たっているとして色をつけていきます。
三面あるので白を含めて4色を選んで塗っていきましょう。
着色に関しては、先ほどの三角錐と一緒です。優しく塗り進めていきます。
三角錐と同様、基本となる色No.123 RAW SIENNAを全体的に優しく塗ります。
光の当たる面には白をかぶせて塗り、影になる部分には、暗い色をかぶせて塗ります。
上部の面は、基本色のままで三面の色が完成です。
指で色をなじませていって黒鉛筆で縁取りをして完成です。
この描き方を応用することで、食パンを描くことが出来ます。
それでは最後の円柱の描を描いていきます。
チョークアートで円柱を着色
円柱を着色していきます。
ここは光が上部からと正面からの二箇所から当たっているとして描いていきます。
上部の面に光が当たっていることと正面から曲面に光が当たっていると考えてください。
今回選んだ色は以下の通りです。
- No.100 WHITE
- No.115 ROSE PINK
- No.117 ROSE MADDER
- No.114 CRIMSON LAKE
- No.120 DEEP MADDER
※ぺんてるのオイルパステルのナンバーです
No.117 ROSE MADDER を基本の色として全体を優しく塗っていきます。
上の面に白をかぶせて塗ります。そして、曲面を表現するように塗っていきます。
中央に白色をのせ左右に進んでいくように色を暗くして塗っていきます。
色と色の境目を薄い方の色で塗っていきます。ここは、球体を塗った時のようなグラデーションをつくるイメージで着色していきます。
境目を指でなじませて、黒鉛筆で縁取りすれば、出来上がりです。
以上が円柱の描き方です。
まとめ
以上、基本的な球体、三角錐、立方体、円柱の描き方でした。
チョークアートの描き方を練習する上で重要な要素がたくさん入ってます。
チョークアートを始めたばかりの人は立体図形が上手く描けるようになるといろんな物を描くことが出来ます。
手順は、球体の描き方が詳しく書いていますが基本的には全ての形で同じように描いていってください。ここでもう一度大切なことは、
- 光が当たる場所を意識して描く
- 色を塗るときは優しく
- 色を混ぜるときも優しく
この3つを意識して塗ると誰でもうまく塗ることができます。