本日は、チョークアートでりんごとマグカップを描いていきます。最初の知識を使って描くにはいい題材です。
りんごは、球体の知識を使って描いていくこと。
マグカップは、円柱の知識を使って描いていきます。
それでは、りんごとマグカップを描いていきましょう。
立体図形のチョークアートでの描き方はこちらからどうぞ。
チョークアートでりんごとマグカップを描いていこう
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/ringo.jpg)
りんごとマグカップを描いていきます。
実際のりんごとマグカップを見ておおよそのイメージを理解してください。見たものをそのまま描くというより、イメージを描くという感じです。
りんごとマグカップを書く上での大きなポイントとしては、
りんごを描く際は、必ずヘタを描いてください。
丸にヘタが付いていて人々はりんごの絵が描かれていると認識します。
これが、イメージを描くということです。
マグカップについては、持ち手の部分を意識して描いてください。
この持ち手部分は、何度も描いて行くと形がよくわかるように描けます。
りんごの下絵を描いていきます
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_151849266-1.jpg)
まずりんごを描いていきます。
下絵が完成したら、黒板にペンシルペーパーで写し、
一番綺麗な形の線を白鉛筆で優しく形取りましょう。
それでは、色を選びます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170809_143616201-1.jpg)
好きな色を選んでいきましょう。
ただ、りんごにはあまり青色は使わない方がいいですね。青は食欲が減退する色です。
今回りんごの着色に使用する色は以下の通りです。
りんご
- No.100 WHITE
- No.112 SCARLET
- No.106 DEEP ORANGE
- No.111 PALE VERMILION
りんごのくぼみ
- N0.127 INDIANA RED
- No.128 SEPIA
りんごのヘタ
- No.100 WHITE
- No.123 RAW SIENNA
- No.126 TERRA COTTA
- No.127 INDIAN RED
*ぺんてるのオイルパステルのナンバーです。
ヘタや付近のくぼみがあることを意識して塗っていきます。
1. 着色していきます。
まずは、基本色としてNo.106 DEEP ORANGE を選び、それで全体を塗っていきます。
優しく塗って行ってください。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_153230471-1.jpg)
基本色とは、薄くもなく濃くもなく中間な色で、描くものの基本的な色と考えてください。
赤を基本色にはしません。白を混ぜた際ピンク色になってしまい、
りんごっぽさがなくなるからです。
2. 光の当たる場所を意識して白(No.100 WHITE)を塗っていきます。
りんごは、全くの球体ではないので、少し形を意識して白を塗って行ってください。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_153525676-1.jpg)
3. No.111 PALE VERMILIONで色味を足していきます。形を意識しながら塗っていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_153727293-1.jpg)
4. No.112 SCARLETでりんごの色を出していきます。
手順は、基本色を置いて、光をつける部分を塗り、色をつけていく流れです。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_154239965-1.jpg)
5. さらに色を重ねていきます。
色を重ねることで、指で混色する際に自然な仕上がりになります。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_154551667-1.jpg)
6. 光の部分を強調するために上から白を塗っていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_154822572-1.jpg)
ここから、くぼみの部分の色をつけていきます。
くぼみの部分は暗い目にします
1. No.127 INDIAN REDとNo.128 SEPIAでくぼみの部分の色をつけていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_155116658-1.jpg)
2. くぼみの部分を下からNo.128 SEPIAそして、No.127 INDIAN REDと塗っていき、その周りを綺麗にしていきます。ヘタの部分のくぼみの形を意識して塗っていきます。
その周りが綺麗にできたら、指でなじませていきましょう。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_1553381082028129-1.jpg)
3. NO.128 SEPIAで影になる部分を塗っていきます。そして、指でなじませていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_155730058-1.jpg)
最後にヘタを描いていきます。
ヘタを描いていきます
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_160450182-1.jpg)
1. ヘタを塗っていきます。No123 RAW SIENNAを基本色とし全体に塗っていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_160542892-1.jpg)
基本色を塗り終えたら、次に意識をして欲しいのは、光がどちらから当たっているかです。
光の当たる方は、明るく。その反対側は暗くしていきます。
2. 徐々に暗くなって行くのを表現するために、真ん中より右側にNo.126 TERRA COTTAを縦に塗ります。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_160617845-1.jpg)
3. さらに、ヘタの右側により濃い色No.127 INDIAN REDを塗っていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_160655715-1.jpg)
4. ヘタの左側に白を加えて、光を表現していきます。おおよそのヘタの感じができました。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_160751155-1.jpg)
5. 色を指や綿棒を使ってなじませていきます。
綿棒を使う理由としては、指では混色しにくい細かい箇所を綿棒で混色していくためです。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_161005367-1.jpg)
りんごの着色が出来上がりました。
細かなりんごの色やスジを描いて行くと、よりリアルに仕上がっていきます。
黒鉛筆で縁取りは、マグカップを描き終えてからしていきます。
それでは、マグカップを描いていきましょう。
マグカップを描いていこう
マグカップを書く際には、円柱の描き方の知識を使います。
最初の手順は一緒です。画像下絵が完成したら、黒板にペンシルペーパーで写し、
一番綺麗な形の線を白鉛筆で優しく形取りましょう。
それでは、色を選びます。
今回選んだ色は、No.100 WHITE、No.129 VANDYKE BROWN
カップといえば白いものをイメージする方が多いと思います。
なので、ここでは白で着色していきます。
白と合わせて使う色はNo.129 VANDYKE BROWNです。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_163131211-1.jpg)
1. 着色していきます。
白(No.100 WHITE)で全体を塗っていきます。優しく塗っていってください。
全体的に真っ白ですね。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_164406397-1.jpg)
2. 白にさらなる光を入れるのは難しいので、影を作って立体感を出していきましょう。
No.129 VANDYKE BROWNで立体感を作っていきます。食器感が出て味わいがある色になります。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_164748121-1.jpg)
3. 全体的に影をつけ終えたら、指でなじませましょう。
No.129 VANDYKE BROWNを使う際は、すごく優しく色をつけていくのがポイントです。
取っ手のところはしっかり頭にイメージをしながら影をつけていってください。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_164958456-1.jpg)
4. 影が濃くなる部分に色を追加して塗り、マグカップの内部を塗って全体的に整えたら完成です。マグカップの中にはコーヒーが入っている状態を描くことが多いです。
内部の出来に関しては、あんまり意識しなくてもいいかと思います。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_170024947-1.jpg)
5. 黒鉛筆で縁取りをしていきましょう。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_170721368-1.jpg)
この縁取り作業をすると、描いたものがすごく締まって見えます。
黒板を綺麗にしていきます
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_170733322-1.jpg)
縁取りをした後は、周りを綺麗にしていきましょう。
絵を完成させるまでの間に、いろんなところにチョークの跡がつきます。
これを最後に綺麗にしていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170807_170812616-1.jpg)
最初に黒板作りで使ったジェッソを使います。
少量をビンにとっておくと使いやすくて便利です。
絵のフチなどの細かい部分のを綿棒を使って、綺麗にしていきます。
そして、広い場所は、筆でジェッソを塗って綺麗にしていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/08/IMG_20170808_005648869-1.jpg)
これで、ほとんど完成です!
最後に仕上げのスプレーをしましょう。
綺麗にできたら、最後の仕上げをしていきます。
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_20170713_161111245-1.jpg)
最後は、絵を保存するスプレーをかけていきます。
スプレーの注意書きをよくみて使用してください。
絵から、30cmほど離してゆっくりスプレーをかけていきます。
これで、乾かして完成です。
まとめ
![](https://sato-chalkart.com/wp-content/uploads/2018/03/IMG_20170809_134901088.jpg)
どんな色を使っても描けます。
色のイメージを画像に載せてあります。好きな色で描いてみてください。
最初にある立体図形をチョークアートで描く知識を使って、
りんごとマグカップの絵を描きました。
実際絵を描いて完成させてみるとすごく楽しく感じませんか?
いろんな色でいろんなものを描いてみたいと思ってきます。
次は、もっと複雑な形のものを描いていきましょう。