チョークアート制作中に、これはどうすればいいの?っということがあります。
例えば、
描いた絵にハイライトを入れたいけど、絵の上に白のオイルパステルがうまくのらない。
また、チョークアートでリボンの絵を描いて、その上に文字をのせたい時、
一度綺麗に描き上げたリボンに上から文字をミスなく一発で書くのは緊張する。
っということはありませんか?
チョークアートで、オイルパステルで絵を描きその上に文字や別の色をかさねる際、
下の色を混ぜず、綺麗に着色する方法について、
本日は、チョークアート制作中にあると便利なフィキサチーフについて紹介します。
フィキサチーフとは
フィキサチーフとは、鉛筆やパステルで描いたものがスレて消えないように定着させるものです。
絵の上のコーティングをするイメージです。
フィキサチーフ(英 Fixative)は、絵画用の定着液。鉛筆や木炭、パステルなど主に粉状の画材で描画した線をコーティングし、かすれるのを防ぐ効果がある。
画材に詳しくない方はあまり聞いたことがないと思います。
チョークアートを描い終えた、最後に仕上げのスプレーもこれに該当します。
仕上げのスプレーはより強いコーティングがされます。
このフィキサチーフは、制作途中に使用するものもあり、
本日は、オイルパステルの制作途中に使用できるフィキサチーフを紹介します。
オイルパステルで使用するフィキサチーフ
サクラクレパスのクレパスワニステクニカルコート
オイルパステルで絵を描いて、
制作途中で別の色をかさねる際に、色が混ぜずに綺麗にかさねる際に使用します。
制作途中に使用するものはテクニカルコートと記載のあるもので、
この他には、最後仕上げに使用するスプレーがあります。
他にいろんな種類のフィキサチーフがあるのですが、こちらはオイルパステル用です。

フィキサチーフで調べるといろんな種類が出てくるので、どれがどうなのか色々調べてこれを発見。
サクラクレパスのクレパスワニステクニカルコートの特徴
サクラクレパスのクレパスワニステクニカルコートの特徴としては以下の通りです。
・クレパス(オイルパステル)画の画面定着用のマット調ワニスです。
・クレパス画制作途中で使用し、ワニスの塗面は乾燥後、色移りせず、重色などを容易にし、表現の幅を広げます。
・臭いが少なく、乾燥も早く、通常2分以内で乾燥します。
実際にフィキサチーフをチョークアートで使用
チョークアートの制作過程において、以下のタイミングでこのフィキサチーフを使用してみました。
- リボンの上に文字を書く
- ハイライトのを入れる
リボンの上に文字を書く際に使用
リボンの上に黒鉛筆で文字を書く時にフィキサチーフを使用してみました。
フィキサチーフの使用前には、
はみ出たオイルパステルや周りに着いた色を黒ジェッソで綺麗にします。
綺麗にしたい色がついている部分もコーティングされてしまうからです。
スプレーをして、文字を書き入れます。
コーティングされるので、うすーくガイドも書くことが可能です。
しかし、コーティング自体は仕上げ用のスプレーでコーティングするよりもはるかに薄く感じました。
なので、あまり強く書きすぎるとコーティングを破ってしまいます。
リボンの上に文字を書く際は、仕上げ用のスプレー後に書き入れる方がコーティングも強く、
コーティングに鉛筆で下書きも薄くかけるので、こちらの方がいいかと思います。
チョークアートでのリボンの描き方はこちらをご覧ください。

絵の上にオイルパステルをかさねる使用
オイルパステルで描いた絵の上に、別の色をかさねることも可能です。
フィキサチーフスプレー後に、上の絵のリボンの曲がる部分、キャンディーのシワになる部分に
白色を着色しています。
フィキサチーフを使用せずハイライトの白を入れようとすると色が混ざりやすく、
白色とすでに着色している色が混ざってはっきりしないということがよくあるのですが、
フィキサチーフを使用すると綺麗にハイライトの白色を着色できます。
フィキサチーフの使用に注意したい点
フィキサチーフの使用において注意したいことは以下の通り。
- はみ出た部分を綺麗にしておく
- フィキサチーフをかけすぎない
- スプレーは30cmほど離して使用する
- 換気の良い場所で使用する
■ はみ出た部分を綺麗にしておく
使用の前に、黒板を綺麗にしておかないとはみ出たオイルパステルまでコーティングされてしまいます。
コーティングの上から黒を塗ってまたコーティングすることもできましたが、手間がかかる作業です。
■ フィキサチーフをかけすぎない
フィキサチーフをかけすぎると、かけすぎた場所がツルツルになります。
その上に着色は可能ですが、ザラザラしていないためオイルパステルののりがあまり良くないです。
また、ペンを使用する場合は、インクを弾くような感じになります。
■ スプレーは30cmほど離して使用する
仕上げ用のスプレーでも同じですが、スプレーのムラができること、
一部分に強くスプレーが当たりすぎることがあるからです。
■ 換気の良い場所で使用
チョークアートの制作途中で使用するので、室内で描いていてそのまま使用したいところですが、
換気の良い場所、外での使用が良いです。
実際にフィキサチーフのスプレーを失敗すると以下のような感じになります。
これは近くからスプレーしすぎて、かけすぎだとこうなります。
せっかく綺麗に描いても、こうなってしまうと修正が難しいです。
まとめ
オイルパステル用の制作途中で使用できるフィキサチーフについて紹介しました。
制作途中で余計な色が混ざらない、重ね塗りが可能なフィキサチーフです。
ハイライトの白を入れる作業においてフィキサチーフがあるととても便利です。
スプレーの使用上の注意も確認して、綺麗な作品を仕上げてください。
では、
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